2019年07月31日

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徳永薬局の薬剤師による様々な健康管理・セルフメディケーションに役立つ情報を毎月配信

 

◆◆7月のテーマ:「薬剤師による簡単食養生」(胃腸のトラブル編)◆◆

身近な食材で薬膳入門

 

食養生とは食事の工夫をすることで、健康の維持や体質の改善をはかる養生法です。

食物には様々な効能があり、最高級の薬は食物であると、古くから中国医学での中では述べられています。

今回は難しい生薬などを使わず、身近な食材を用いた胃腸トラブルへの薬膳入門。

誰にでもすぐに実践できるセルフメディケーションをご紹介します。

 

まずは漢方的に体調・体質を分類!

以下の①~⑥にあてはまるものをチェックしましょう(複数回答可)

( )普段から食が細い。太れず体力がない。風邪をひきやすく、低体温・低血圧気味・・①

( )梅雨のじめじめした季節はむくみ・食欲不振・下痢・頭痛など体調不調になる・・・②

( )季節を問わず冷えがあり、冷たいもので胃痛・下痢をおこしやすい・・・・・・・・③

( )食欲旺盛。すぐにお腹がすいて、早食い傾向。口内炎などができやすい・・・・・・④

( )夜遅く食べる習慣。お酒・脂っこいもの・甘いもの・味の濃いものが好き・・・・・⑤

( )不規則な生活や人間関係のストレスで胃酸過多になりやすい。喉のつかえ感がある・⑥

 

の症状は生まれつき胃腸が弱く・体質的な胃腸虚弱です。(漢方用語では脾胃気虚(ひいききょ)といいます)

山芋・キャベツ・レンコン・大根など消化が良く、元気がでる食材を心がけて摂りましょう。補中益気湯など胃腸を健やかに保ち活力のでる漢方薬などを少し長く服用し、体質改善を図ることも一案です。

 

②の症状は梅雨から夏にかけての湿気が原因で消化機能が落ちる状態です。

(漢方用語では水湿困脾といいます)

水分のとりすぎをさけて、冬瓜・とうもろこし・ソバ等、体の余分な水分を排出することにより水分バランスを保つものをとるように心がけましょう

③の症状は胃腸に冷えが入ってしまった状態です。(漢方用語では脾胃虚寒(ひいきょかん)といいます)

 

短期間に冷たいものをとりすぎたときなど、胃の動きがとまり、吐き気がおこったりもします。夏場は特に注意してください。シナモン・チョウジ・乾燥したショウガ・山椒など温めるスパイスをうまく料理に利用しましょう。

 

④の症状は胃の機能が異常亢進している状態です。(漢方用語では胃に熱をもつ胃熱といいます)

胃に熱(機能亢進)があり、湿度も高いときには、便秘やベトベト便になる等、便の異常や、発酵したような口臭も特徴です。緑の濃い野菜(ニガウリ・サニーレタス・小松菜)や緑茶などは胃腸の余分な熱をとります。食事の際はまず野菜から食べ!よく噛んでゆっくり食べることも重要です。

 

⑤の症状はお酒の飲み過ぎ・濃い味の食事・夜遅く食べる習慣などが胃腸に負担をかけ、熱と湿が体にとどまった状態です。蒸し暑い季節などおこりやすいのも特徴です。

(漢方用語では大腸湿熱といいます)

胃熱と同様な便の異常ですが湿熱はベトベトで臭い便。体臭・口臭・ニキビ・肌荒れも起こりやすくなります。緑の濃い野菜に加え、海藻・ハトムギ・緑の豆・貝類など体の余分な水分を排出しクールダウンをする食材を摂りつつ、食生活・生活スタイルを改善しましょう。

 

⑥の症状はストレスが原因で自律神経の働きが失調し胃腸に悪影響する状態です。

(漢方用語では肝脾不和といいます)

胃の痛みやもたれがひどければ病院へ。胃酸の逆流などがあるかもしれません。

養生的には刺激の強いもの、脂濃いものはさけて、菊花・シソ・ゆず・レモンなど好きな香りを用いて心身ともにリラックスすることを心がけましょう。

 

最後に・・

すべての症状に共通して一番必要なことは、美味しくおだしをとった薄口の料理です。

じめじめした湿気の多い日本の夏を、養生法という先人の知恵で快適に過ごしていきましょう。

 

今後も毎月、手軽に生活に取り入れられるような情報を発信していきますので、お楽しみに♪(^^)/

店舗でもお薬の相談や、栄養相談も受け付けておりますので処方せんなしでもお気軽にお立ち寄りください。

 

記事作成:綱島調剤薬局

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