2019年09月25日

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徳永薬局の薬剤師による様々な健康管理・セルフメディケーションに役立つ情報を毎月配信

 

 

◆◆9月のテーマ:「ニキビ」◆◆

正しいケアを知って、ずっとキレイなお肌でいよう!

 

今回は”ニキビ”についてご紹介させていただきます。

 

そもそもニキビってなに??

ニキビとは?

毛穴に皮脂が詰まって起こる病気です。医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といいます。

 

原因は?

思春期になり性ホルモンの働きが活発になると、皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が詰まってニキビが起こりやすくなります。

成人になると、ストレス・不規則な生活等によるホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケアなどが主な原因になります。また、女性では月経前のホルモンバランスの乱れも大きく影響します。

 

どうやって起こるの?

①通常、皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から分泌され、乾燥や刺激から肌を守っています。

ところが、この皮脂が過剰に作られたり、様々な原因で毛穴が詰まってしまうと、皮脂が皮膚の表面に出てこられず、毛穴の中で溜まってしまいます。この状態を「面皰(めんぽう)」といいます。

②皮膚の表面にはアクネ菌という、皮脂が大好きな菌が常時存在しています。このアクネ菌が面皰の中に入り込んで増殖すると、炎症を起こし、その部分が赤く盛り上がってきます。この状態を「丘疹」といいます。さらに炎症が悪化すると、膿をもった「膿疱」になります。

③さらに炎症が進むと、膿疱が毛穴を押し破って周りの皮膚に炎症を生じる「嚢腫」になったり、硬く膨らんだ「硬結」になったりします。また、適切にニキビ治療が行われないと、クレーター状に痕が残る場合もあります。(これを「瘢痕」といいます。)

 

治療は?

皮脂の詰まりを取り除き、炎症の原因であるアクネ菌をやっつける治療をします。また、皮膚のターンオーバーを正常化するため、補助的にビタミン剤を使用することもあります。

 

ニキビを作らないためには?

①洗顔・保湿はしっかりと!

洗顔は朝と晩、1日2回が基本です。洗顔料をしっかり泡立て、泡で優しく洗いましょう。ゴシゴシこすったり、1日に何度も顔を洗うのはかえって逆効果です。

また、ニキビ肌は角層の保水機能が低下し、皮膚が乾燥しやすくなっています。乾燥でもニキビは悪化するため、洗顔後の保湿も忘れずに。化粧品はノンコメドジェニック製品を使用するのがよいでしょう。

②ストレスを避け、規則正しい生活を!

ストレスは皮脂の過剰分泌を促します。また、ストレスからニキビをいじる・潰すなどの行動をとってしまう可能性も。趣味や適度な運動など、自分なりのストレス解消法を見つけておくのがよいでしょう。

また、偏った食生活や睡眠不足は肌の新陳代謝を悪化させます。栄養バランスのとれた食事や、規則正しい睡眠・生活を心がけましょう。

 

記事作成:湘南鵠沼薬局

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